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抹茶不足の解は、増産ではなく「茶畑の囲い込み」か

10枚丸七にとっての意味需要指標深掘り本文と根拠台帳
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No.20 / 2026-09-12 / Instagramの元投稿

No.201 / 10 枚目

10枚(縦にスクロール)

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本文と根拠

編集の立場抹茶の原料は市場で買うものから、企業ごとに茶畑を確保するものへ動き始めた。資金は付いたが、確保した面積・顧客・単価は未公開で、囲い込みが不足の解になるかは仮説にとどまる。

証拠の線引き確認できるのは企業の発表(調達額・投資家・資金使途・仕組みの説明)と農林水産省の統計(生産量・価格・輸出)。Blue Farmの茶畑面積・契約企業数・供給量・単価は非公開。「供給は慢性的に不足」は出資者の説明であって実測値ではない。

1 / 10 / 問い

抹茶不足の解は、増産ではなく「茶畑の囲い込み」か

浜松のBlue Farmが3.5億円を調達。てん茶の生産は約3.2倍に増えたのに、畑は減り続けている。

事実仮説
2 / 10 / 事実

3.5億円、投資家8社、鈴与商事が入った

Blue Farm(静岡県浜松市・2021年7月設立)はシリーズ Aで3.5億円を調達し、累計4.6億円。最終締めは2026年9月末。投資家はAKaFUJI、静岡キャピタル、鈴与商事、加和太建設、浜松磐田信用金庫、信金キャピタル、TOKAIホールディングス、NOBUNAGAキャピタルビレッジの8社。農業子会社Blue Fieldを設立し、最高農業責任者を置いた。鈴与商事は出資理由を「海外需要の拡大で供給は慢性的に不足し、碾茶の価格上昇とロット確保が難しい」と説明した。

事実企業説明
3 / 10 / 背景

てん茶は3.2倍に増え、畑は減った

農林水産省の資料では、てん茶(抹茶の原料)の生産量は令和7年で平成26年比約3.2倍、令和7年は6,278トン。一方、茶の栽培面積は緩やかに減り続け、生産量は7万トン台で横ばい。増えたのは畑ではなく、煎茶から碾茶への転換である。輸出は令和7年の緑茶輸出額が721億円で過去最高、粉末状(抹茶を含む)が額の84%を占め、令和8年1〜5月は402億円と前年を上回る。

事実
4 / 10 / なぜ今

価格が2倍になった年に、資金が動いた

令和8年産一番茶は前年比で鹿児島県が約2倍、静岡県が約7割高。京都の碾茶初入札(2026年5月13日)は平均14,127円/kgで前年8,235円から+72%、過去10年で最高。荒茶価格でてん茶は煎茶の約4.9倍。伊藤園は2026年4月期に緑茶飲料の原料高騰で約50億円の減益要因を計上した。買う側が高くても確保できない年に、「畑を押さえる」型へ資金が付いた。

事実二次報道推定
5 / 10 / 商品構造

茶葉ではなく、茶畑を仕入れる

Blue Farmの説明する仕組み。顧客の年間需要量から必要な茶畑面積を算定し、山間地の有機茶畑を顧客単位で確保する。複数年の中長期契約で生産量と価格を設計し、栽培・施肥、生産、加工ロット、品質管理、データ取得までを一元管理する。企業のオフィス飲料を有機栽培茶に切り替える定額サービスも併設。従来の「市場から抹茶を買う」調達の置き換えを狙う。

企業説明
6 / 10 / 顧客・競合

誰が買い、何と競うか

想定顧客は海外のプレミアム市場。輸出の実績では米国向け緑茶4,431トンのうち有機栽培が62.8%、EU・英国向けは63.6%で、有機JASの茶畑を押さえる意味はここにある。競合は、入札で買う従来の市場調達、大手飲料の産地との連携、産地の製茶会社の直販、そして英国で台頭が報じられる中国産抹茶。囲い込みは供給を守るが、自由に買う相手より高くつく可能性がある。

事実推定
7 / 10 / 原価

抹茶2g/杯の原料費を置いてみる

碾茶の取引価格を3段階で置く。Low 7,200円/kg(入札の最低)、Base 14,127円/kg(入札の平均)、High 40,021円/kg(入札の最高)。抹茶ラテ1杯に抹茶2gを使うと原料費はLow 14円、Base 28円、High 80円。年間1トンの抹茶を使う企業なら碾茶の仕入れはLow 720万円、Base 1,413万円、High 4,002万円。碾茶から抹茶への粉砕の歩留まりは1と仮定し、実際の仕入値ではない。

計算仮説
8 / 10 / 利益感応度

+72%の値上がりは、1杯+12円

碾茶の平均価格が前年8,235円から14,127円/kgへ+72%上がった分を1杯(抹茶2g)に直すと約+12円。1日100杯・年300日の店で年約36万円の負担増。売価を据え置けば限界利益がその分減る。囲い込みで複数年の価格を固定すれば、上昇局面ではこの12円を守れるが、下落局面では市場より高い原料を抱える。人件費・家賃は未控除で純利益ではない。

計算仮説
9 / 10 / 反証

確保した畑の広さは、まだ出ていない

分かるのは調達額・投資家・資金使途・仕組みの説明まで。Blue Farmの茶畑面積、契約企業数、顧客名、供給量、単価は非公開。資本金は200万円。「供給は慢性的に不足」は出資者の説明で実測値ではない。増産も止まっていない(てん茶3.2倍、抹茶向け新品種の作業手順書、鹿児島の規模拡大)。囲い込みは価格が下がる局面で不利になる。碾茶から抹茶への歩留まり、山間地の収量、有機転換の年数は未取得。

反証未取得
10 / 10 / 結論

「囲い込みが解」は、まだ仮説

抹茶の原料は市場で買うものから、企業ごとに畑を確保するものへ動き始めた。資金は付いた。だが不足の解になるかは、確保面積と顧客が出るまで分からない。追う指標は、確保面積、契約企業数、9月末の最終締めで増える投資家、秋冬の碾茶入札価格、令和8年の輸出額、有機JAS格付面積、英国の中国産抹茶の流入。

判断

丸七製茶にとっての意味

関連度:判断に直結 事業:原料卸・抹茶・海外

丸七製茶の核である「約30の契約生産組合から全量引受・藤枝岡部の抹茶を全量取扱」という産地囲い込みは、Blue Farmが資金を得て商品化しようとしている仕組みそのもの(企業説明)。同じ静岡で鈴与商事が付き、狙う顧客は有機・EU対応の海外プレミアム市場であり、丸七の有機・EU対応抹茶供給と正面から重なる。碾茶初入札+72%(一次事実)の局面で、既存の相対取引をどの産地・品質・価格帯で守り広げるかという検討テーマ1の判断に直結する。ただし面積・顧客・単価は未取得で、囲い込みが不足の解になるかは仮説。

1. 抹茶需要への対応

追う数字:Blue Farmが9月末の最終締め後に公表する確保茶畑面積と契約企業数(現時点は未公開)

発売後の需要指標(第4層)

Blue Farm(浜松) / シリーズA 3.5億円(茶畑を企業ごとに確保する仕組み) / 発売・発表 2026-09-11 / 状態:9月末に最終締め

売上・杯数は非公開のため、公開で取れる証拠(再販・継続・店舗数・品切れ・価格・反響件数)で追う。見出し件数は二次報道の量であって需要そのものではない。

観測した証拠

日付種類内容証拠区分
まだ観測なし(未取得)

反響の件数(Googleニュース・直近7日・週次)

件数
2026-09-13Blue Farm 抹茶7
2026-09-13MatchaaS2

Googleマップ:追跡店のレビュー数と評価(月1回・観察)

日付評価レビュー数
追跡店なし

YouTube(直近7日の投稿本数の目安と上位50本の再生・週次・観察)

本数の目安再生(上位50本)
2026-09-13Blue Farm 抹茶60
2026-09-13MatchaaS840

次に確認すること(定点観測)

深掘り(自社との関連・影響・打ち手)

投稿文(Instagram用の本文)を開く
抹茶が足りない。では、どう確保するか——2026年9月11日、浜松のBlue Farmがシリーズ Aで3.5億円を調達しました(累計4.6億円)。投資家8社には静岡の商社・鈴与商事が入り、出資理由を「海外需要の拡大で供給は慢性的に不足し、碾茶の価格上昇とロット確保が難しい」と説明しています。 同社の仕組みは「茶葉ではなく、茶畑を仕入れる」。顧客の年間需要量から必要な茶畑面積を算定し、山間地の有機茶畑を顧客単位で確保、複数年契約で量と価格を設計します。 背景の数字は公的統計にあります。てん茶(抹茶の原料)の生産は令和7年で平成26年比約3.2倍。ところが茶の栽培面積は減り続けています。増えたのは畑ではなく、既存の畑の転換です。価格は令和8年産一番茶が鹿児島で約2倍、5月の京都の碾茶初入札は平均14,127円/kgで過去10年の最高。伊藤園でさえ緑茶飲料の原料高騰で約50億円の減益要因になりました。 7・8枚目は仮想の原価計算です。抹茶2g/杯の原料費は碾茶価格が7,200〜40,021円/kgなら14〜80円。前年比+72%の値上がりを1杯に直すと約+12円。囲い込みで価格を固定すれば上昇局面では守れますが、下落局面では逆に不利になります。 確保した面積・顧客名・単価はまだ公開されていません。「囲い込みが不足の解になる」は仮説です。追うのは、確保面積、契約企業数、9月末の最終締め、秋冬の碾茶入札価格、有機JASの格付面積です。 ※原価・限界利益はスライド記載の仮定による感応度で、各社の実績ではありません。公開一次資料を基準に、事実・企業説明・計算・推定・仮説を分けた市場分析です。 #抹茶 #matcha #碾茶 #日本茶 #茶畑 #スタートアップ #資金調達 #サプライチェーン #有機JAS #食品ビジネス
出典の一覧を開く
出典(一次優先)
・https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000146750.html
・https://www.maff.go.jp/j/seisan/tokusan/cha/attach/pdf/ocha-187.pdf
・https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000552.000075524.html
・https://shokuhin.net/145060/2026/05/21/inryou/inryou-inryou/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%8C%B6/
・https://www.ssnp.co.jp/beverage/687623/
原価・限界利益は仮想モデルの計算で各社の実績ではありません。

台帳(証拠・計算)

証拠台帳(10行)を開く
claim_idslideclaimevidence_classsourceshttp_statuschecked_utcnote
E011抹茶不足の解は、増産ではなく「茶畑の囲い込み」か:浜松のBlue Farmが3.5億円を調達。てん茶の生産は約3.2倍に増えたのに、畑は減り続けている。事実/仮説https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000146750.html https://www.maff.go.jp/j/seisan/tokusan/cha/attach/pdf/ocha-187.pdfNone None2026-09-12T00:47Z引き継ぎ草稿(2026-09-10)由来。到達性のみ機械確認
E0223.5億円、投資家8社、鈴与商事が入った:Blue Farm(静岡県浜松市・2021年7月設立)はシリーズ Aで3.5億円を調達し、累計4.6億円。最終締めは2026年9月末。投資家はAKaFUJI、静事実/企業説明https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000146750.html https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000552.000075524.htmlNone None2026-09-12T00:47Z引き継ぎ草稿(2026-09-10)由来。到達性のみ機械確認
E033てん茶は3.2倍に増え、畑は減った:農林水産省の資料では、てん茶(抹茶の原料)の生産量は令和7年で平成26年比約3.2倍、令和7年は6,278トン。一方、茶の栽培面積は緩やかに減り続け、生産量は7事実https://www.maff.go.jp/j/seisan/tokusan/cha/attach/pdf/ocha-187.pdfNone2026-09-12T00:47Z引き継ぎ草稿(2026-09-10)由来。到達性のみ機械確認
E044価格が2倍になった年に、資金が動いた:令和8年産一番茶は前年比で鹿児島県が約2倍、静岡県が約7割高。京都の碾茶初入札(2026年5月13日)は平均14,127円/kgで前年8,235円から+72%、事実/二次報道/推定https://www.maff.go.jp/j/seisan/tokusan/cha/attach/pdf/ocha-187.pdf https://shokuhin.net/145060/2026/05/21/inryou/inryou-inryou/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%8C%B6/ https://www.ssnp.co.jp/beverage/687623/None None None2026-09-12T00:47Z引き継ぎ草稿(2026-09-10)由来。到達性のみ機械確認
E055茶葉ではなく、茶畑を仕入れる:Blue Farmの説明する仕組み。顧客の年間需要量から必要な茶畑面積を算定し、山間地の有機茶畑を顧客単位で確保する。複数年の中長期契約で生産量と価格を設計し、企業説明https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000146750.html https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000552.000075524.htmlNone None2026-09-12T00:47Z引き継ぎ草稿(2026-09-10)由来。到達性のみ機械確認
E066誰が買い、何と競うか:想定顧客は海外のプレミアム市場。輸出の実績では米国向け緑茶4,431トンのうち有機栽培が62.8%、EU・英国向けは63.6%で、有機JASの茶畑を押さえる意味事実/推定https://www.maff.go.jp/j/seisan/tokusan/cha/attach/pdf/ocha-187.pdf https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000146750.htmlNone None2026-09-12T00:47Z引き継ぎ草稿(2026-09-10)由来。到達性のみ機械確認
E077抹茶2g/杯の原料費を置いてみる:碾茶の取引価格を3段階で置く。Low 7,200円/kg(入札の最低)、Base 14,127円/kg(入札の平均)、High 40,021円/kg(入札の最高計算/仮説https://shokuhin.net/145060/2026/05/21/inryou/inryou-inryou/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%8C%B6/None2026-09-12T00:47Z引き継ぎ草稿(2026-09-10)由来。到達性のみ機械確認
E088+72%の値上がりは、1杯+12円:碾茶の平均価格が前年8,235円から14,127円/kgへ+72%上がった分を1杯(抹茶2g)に直すと約+12円。1日100杯・年300日の店で年約36万円の負計算/仮説https://shokuhin.net/145060/2026/05/21/inryou/inryou-inryou/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%8C%B6/None2026-09-12T00:47Z引き継ぎ草稿(2026-09-10)由来。到達性のみ機械確認
E099確保した畑の広さは、まだ出ていない:分かるのは調達額・投資家・資金使途・仕組みの説明まで。Blue Farmの茶畑面積、契約企業数、顧客名、供給量、単価は非公開。資本金は200万円。「供給は慢性的反証/未取得https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000146750.html https://www.maff.go.jp/j/seisan/tokusan/cha/attach/pdf/ocha-187.pdfNone None2026-09-12T00:47Z引き継ぎ草稿(2026-09-10)由来。到達性のみ機械確認
E1010「囲い込みが解」は、まだ仮説:抹茶の原料は市場で買うものから、企業ごとに畑を確保するものへ動き始めた。資金は付いた。だが不足の解になるかは、確保面積と顧客が出るまで分からない。追う指標は、確判断https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000146750.html https://www.maff.go.jp/j/seisan/tokusan/cha/attach/pdf/ocha-187.pdf https://shokuhin.net/145060/2026/05/21/inryou/inryou-inryou/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%8C%B6/None None None2026-09-12T00:47Z引き継ぎ草稿(2026-09-10)由来。到達性のみ機械確認
計算台帳(2行)を開く
calc_idslidedescriptionassumptionsexcluded
C077碾茶の取引価格を3段階で置く。Low 7,200円/kg(入札の最低)、Base 14,127円/kg(入札の平均)、High 40,021円/kg(入札の最高)。抹茶ラテ1杯に抹茶2gを使うと原料費はLow 14円、Base 28円、High 80円。年間1トンの抹茶を使う企業なら碾茶の仕入れはLow 720万円、Base 1,413万円、High 4,002万円。碾茶から抹茶への粉砕の歩留まりは1と仮定し、実際の仕入値ではない。抹茶ラテ1杯に抹茶2g。碾茶価格はJA全農京都2026年5月13日初入札の最低7,200/平均14,127/最高40,021円/kgをLow/Base/Highに置く。碾茶→抹茶の粉砕歩留まりは1と仮定。前年平均8,235円/kg。1日100杯・年300日の仮想店。人件費・家賃・本部費・広告・税は未控除。人件費・家賃・本部費・広告・税
C088碾茶の平均価格が前年8,235円から14,127円/kgへ+72%上がった分を1杯(抹茶2g)に直すと約+12円。1日100杯・年300日の店で年約36万円の負担増。売価を据え置けば限界利益がその分減る。囲い込みで複数年の価格を固定すれば、上昇局面ではこの12円を守れるが、下落局面では市場より高い原料を抱える。人件費・家賃は未控除で純利益ではない。抹茶ラテ1杯に抹茶2g。碾茶価格はJA全農京都2026年5月13日初入札の最低7,200/平均14,127/最高40,021円/kgをLow/Base/Highに置く。碾茶→抹茶の粉砕歩留まりは1と仮定。前年平均8,235円/kg。1日100杯・年300日の仮想店。人件費・家賃・本部費・広告・税は未控除。人件費・家賃・本部費・広告・税