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抹茶・日本茶 市場インテリジェンス ― 何を、どこから取り、何をしているか(2026-09-13)

この文書は、いま動いている仕組みを、はじめて読む人に伝えるためのものです。専門用語は使わず「何をするものか」で書きます。

1. 一言でいうと

世界27の国・地域と日本国内の「日本茶・抹茶」に関する公開情報を毎日集め、そこから「丸七製茶にとって何を意味するか」まで読み解いて、社内の営業担当者が商談・提案・新規開拓・商品開発に使える形にする仕組みです。

流れは3段階です。

1. **集める**:企業の公式発表・ニュース・公的統計・貿易統計を毎日機械で巡回する

2. **読み解く**:業務に意味のある動きだけを選び、証拠の強さを分けて記事(10枚の図解+本文)にする

3. **深掘りする**:記事ごとに「丸七製茶にとっての関連・影響・打ち手・リスク・追う数字」を、その場で質問して引き出せる

公開先は自社サイト(yomikiru.jp)。Instagramへの投稿は補助的な出力先です。

2. どこから何を取っているか

2-1. 企業の公式サイト(固定監視先 85件)

  • 国内30件を毎日、海外55件を曜日ごとに地域を回して巡回します(月=欧州、火=中華圏・韓国、水=東南アジア、木=北米・豪州、金=中東・インド、土=中南米・南アフリカ)。
  • 見ているのは、スターバックス・コスタ・プレタ(英国)、ブランクストリート(米国)、ゴンチャ・ヘイティー(アジア)、伊藤園・ファミリーマート・ローソン・タリーズ・森永・明治・シャトレーゼ(日本)、丸久小山園・あいや・一保堂・福寿園などの製茶会社、農林水産省・日本茶輸出促進協議会など。
  • 各ページから「茶に関する新しいリンク」だけを抜き出し、前日との差分を出します。本文が機械で読めない企業は、ニュース検索で代替します。
  • 2-2. 世界のニュース(27市場・現地語)

  • 米国・英国・ドイツ・フランス・オランダ・スペイン・ポーランド・チェコ・カナダ・オーストラリア・台湾・香港・中国・韓国・タイ・ベトナム・シンガポール・マレーシア・インドネシア・フィリピン・UAE・サウジアラビア・インド・ブラジル・メキシコ・南アフリカ・日本。
  • それぞれの言語で「抹茶」「ほうじ茶」「日本茶」などを検索し、直近8日の見出しを集めます。日本語は42語(新商品・値上げ・供給・産地・輸出・訪日・規制・健康・ティーバッグ・ギフト・ボトルティー・ノンアルコールなど)。
  • 2-3. 国内の一次発表(PR TIMES)

  • 「抹茶」「日本茶」「ほうじ茶」「煎茶」「玉露」「和紅茶」の6語で企業発表を毎日取ります。企業が自分で出した情報なので、証拠の強さは高い側です。
  • 2-4. 追加の監視先(61件)

  • 飲料大手(サントリー・キリン・コカ・コーラ)、専門紙(日本食糧新聞・食品産業新聞・食品新聞・日本農業新聞・World Tea News)、地方紙(静岡・京都・南日本・西日本・中日)、日経。
  • 官庁・規制:農林水産省のお茶のページ、消費者庁、EUの残留農薬基準、米国FDAの輸入警告。**規制の新着は必ず人が確認し、自動では扱いません。**
  • 調査機関・団体:富士経済・矢野経済・帝国データバンク・インテージ、世界緑茶協会・静岡県茶業会議所。
  • 丸七製茶向けに足したもの(9/13):競合のハラダ製茶・丸山製茶・ロイヤルブルーティー、ティーバッグ新商品、ホテル開業、ノンアルコール・ソバーキュリアス市場、ボトルティー、酒類卸の動向、包装資材の値上げ、スーパーPBのお茶、ギフト市場、訪日客統計。
  • 2-5. 貿易統計(月次)と為替(毎日)

  • 日本の緑茶輸出入(財務省貿易統計):粉末状(抹茶を含む)とその他、国別、輸入は中国など。
  • 米国の緑茶輸入(米国国勢調査局):全国と税関地区別、原産国別。
  • 国連の貿易データ:各国が報告する中国産・日本産の輸入。
  • 為替(欧州中央銀行の参照レート):円/ドル・ユーロ・豪ドル・ポンド。
  • 注意:貿易統計の「緑茶」「粉末状」は抹茶専用の区分ではありません。数字を使うときは必ずその断りを付けます。
  • 2-6. 公的資料(随時・人が読む)

  • 農林水産省「茶をめぐる情勢」(生産量・面積・荒茶価格・輸出・有機)、碾茶の入札結果(食品新聞)など。読んだ数字は「事実シート」に書き溜め、深掘りに渡します。
  • 3. 集めたものをどう扱うか(守っている約束)

  • **取れなかった媒体を「新作ゼロ」と扱わない**。見えない数字は0ではなく「未取得」。
  • **初めて見つけた日を発売日にしない。再販を新作と呼ばない。**
  • **証拠の強さを必ず分ける**:一次事実/企業説明/二次報道/観察/計算/推定/仮説/反証/未取得/矛盾・訂正/判断。
  • **「緑茶全体」「粉末状緑茶」「抹茶」「碾茶」は別物**。混ぜない。
  • **原価は一点で言わず、低・中・高の幅で置く**。貢献利益を営業利益と呼ばない。
  • **市場から見えない数字(売上・原価・利益率・契約条件)は作らない**。「未取得」と書く。
  • 監視先を増やして発見が増えても、市場が伸びたとは言わない。
  • 4. 記事にするとき(10枚の型)

    業務に意味のある動き(新商品・再販・値上げ・容量変更・供給制限・出店・輸出入・規制・中国産・健康論争・資金調達)だけを選び、次の10枚で組みます。

    ①問い・結論・数字 ②何が起きたか ③市場背景 ④なぜ今か ⑤商品の構造 ⑥顧客と競合 ⑦仮想原価(低・中・高) ⑧利益の感応度 ⑨売れ行きの証拠と反証と未取得 ⑩判断と追う指標

    合否の基準は「〇〇が発売された。で?」で終わらないこと。各枚に証拠の区分と出典を付け、証拠台帳と計算台帳を先に作ってから図にします。絵は生成画像(「イメージ・実商品ではない」と明記)、見出し・数字・出典は機械で載せます。

    5. 丸七製茶にとっての意味(記事ごとのタグ)

    すべての記事に、次を付けています。

  • **関連度**(無関係/参考/関係あり/判断に直結)
  • **効く検討テーマ**:①抹茶の国内外需要への対応 ②高級個包装ティーバッグ ③クラフトブリューティーの国内外展開 ④海外販売体制 ⑤高付加価値・PB・OEM ⑥新規チャネル ⑦BtoBとBtoCブランドの相互活用
  • **関係する事業単位**:原料卸・自社ブランド完成品・小売PB/抹茶/高級個包装ティーバッグ/クラフトブリューティー/ななや/コラボ・PB・監修/海外/自社EC・ギフト
  • **この記事で丸七が追うべき数字**(1つ)
  • サイトのトップでは、日付のカレンダー・検索・国・業種・検討テーマで記事を絞れます。

    6. 深掘り(記事ごとにその場で聞ける)

    各記事の下に「深掘り」の欄があり、ボタンか自由文で質問すると、記事の全文・証拠台帳・計算台帳・事実シートと「丸七製茶の会社モデル」を根拠に答えが返ります。答えの根拠はその範囲に限り、無い数字は「未取得」と書かせます。

    **会社モデルに入っているもの**:事業単位8つ、販売経路8つ(産地→丸七→食品卸→スーパー、業務用直接、酒類卸→高級飲食店、直営店、コラボ、海外、EC)、強み10(「ニュースを読むときにどう効くか」付き)、制約、検討テーマ7(「引き金になるニュース」付き)、追っている数字7群、競合5社(伊藤園・ハラダ製茶・サントリー等・丸山製茶・ロイヤルブルーティー)、茶期のカレンダー、読者=社内の営業担当。

    **定型の質問8つ**

    1. 経営会議用の要約

    2. 抹茶と原料卸への影響(仕入れ側と販売側で符号を分ける)

    3. ティーバッグの機会(ホテル・飲食店・ギフト・PB)

    4. ブリューティー展開(国内外・要る資源)

    5. ななやとコラボ(消費者の反応をBtoB提案に翻訳)

    6. 海外販売体制(輸出・代理店・卸・酒類流通を一つずつ判定)

    7. 打ち手の優先順位(影響×確からしさ×強み)

    8. 判断材料になるか(正直な判定・足りないもの・記事の弱さ)

    **答えの型**:結論/記事の要点と証拠の強さ/対応する検討テーマ/事業単位ごとの影響(プラス・マイナス・時間軸・効く強み)/打ち手と優先順位(事業単位・自社の商品・相手先・いつまでに・成否指標・判断する市場の数字・要る資源・未取得の社内データ・想定される反論)/反証と外れる条件/未取得と確認先/追う指標と次に見る時期。

    **守らせていること**:資料に無い数字・日付・固有名詞を作らない/記事の証拠区分より強く言わない/緑茶と抹茶と碾茶を混ぜない/会社の説明を言い換えて強めない/記事の弱さを1件は指摘する/打ち手は具体的に/「で?」に答えられない部分は「判断材料にならない」と言う/専門用語を出さない/長さの上限。

    **運用**:1日30問まで、質問は1,200字まで、質問と答えは記録され次に開いたとき記事の下に残ります。1問あたりの費用は10〜50円程度。鍵(合言葉)は後からかけられます。

    7. 毎日の運び

    朝:作業票を作る → 5系統の取得 → 差分を選んで証拠区分を付ける → 履歴に追記 → 為替・事実シートを更新 → サイトを作り直して配備。

    月曜:世界27市場を全部回す、追加監視先の週1分、週次集計、鍵の延長。

    月次:日本・米国・国連の貿易統計。

    反応の再取得:Instagramに出した記事は公開時・48時間後・7日後に数字を取り直す(自分の投稿だけ。他社の数字は取れない)。

    8. まだ無いもの・これから

  • 会社側の未取得:抹茶の粉砕能力の上限、ECの売上規模、EU有機の取得状況、三番茶・秋冬番茶の時期、運転資金の数値。
  • 有料の市場規模調査(矢野経済・富士経済の本体)は持っていない。公表プレスの数字だけ。
  • 記事の証拠台帳の正規化(一主張一区分・出典の到達を実測で埋める)。
  • 深掘りの答えの数字が資料にあるかを機械で照合する検査。
  • 合言葉をかける時期。
  • 9. どこにあるか

  • サイト:https://yomikiru.jp/(記事一覧/今日の監視/取得元・引き継ぎ/仕組みの説明)
  • 資料の正本:Mac の ~/matcha-intel(会社の説明・会社モデル・指示文・定型質問・事実シート・記事タグ・取得の仕組み)
  • 動いている場所:VPS(サイトの配信と深掘りの窓口)